令和8年度(2026年度)の技術士第一次試験は令和8年11月22日(日)に行われ、専門科目 10:30〜12:30、適性科目 13:30〜14:30、基礎科目 15:00〜16:00 の順に進みます。受験票は 11月上旬に発送され、正答は 11月24日(火)に公表予定、合格発表は令和9年2月下旬(2月24日(水)予定)です。当日に持ち込めるもの、使える電卓の条件、失格になる行為、各科目で何問を選んで解くかを、日本技術士会の受験申込み案内と FAQ の記載どおりに並べます。
1 問だけ解いてみる
オゾン層の破壊に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢をタップすると、正誤と解説が表示されます。
解説を読む
オゾン層は主に成層圏にあり、太陽からの有害な紫外線を吸収している。対流圏の下層にあり地表の気温を直接上げるとする記述が誤りで、所在と影響の両方がずれている。オゾンが減ると地表に届く紫外線が増える。塩素を含む特定フロンや臭素を含むハロンはオゾン層を破壊するため、モントリオール議定書のもとで生産・消費が段階的に削減された。代替フロンにはオゾン層を壊さなくても温室効果の強いものがあり、2016 年のキガリ改正で削減対象に加えられた。南極上空では春季にオゾンホールが観測される。
試験前: 受験票と試験会場
受験票は 11月上旬に発送されます。11月6日(金)までに届かない場合は、技術士試験センターに問い合わせるよう案内されています。受験申込み案内には「受験票は、大切に保管し、試験当日に必ず持参してください」とあり、「受験票を忘れると受験できない場合があります」とも書かれています。
筆記試験の会場は 10月下旬の官報で公告され、日本技術士会のホームページにも掲載されるうえ、受験票でも通知されます。「受験票に記載された試験会場以外での受験はできません」。当日どの試験室で受けるかは、試験会場で配布される試験室案内で知らされます(FAQ)。
- 自家用車での来場は遠慮し、公共交通機関を利用するよう案内されています(会場構内・周辺構外は駐車不可)
- 自然災害等や公共交通機関の運転停止などで受験できなかった場合も、その人に対する再試験は実施されません
- 欠席する場合、事前の連絡は不要です
受験地の変更は 9月18日(金)必着が期限で、それ以降は変更できません。申込みの手続きは関連記事「申込方法・試験日・受験料まとめ」を参照してください。
当日の時間割は専門→適性→基礎の順
科目表の並び(基礎・適性・専門)とは逆に、当日は専門科目から始まります。3 科目とも五肢択一式のマークシート方式です。
| 時刻 | 科目 | 時間 | 出題数と解答数 | 配点 |
|---|---|---|---|---|
| 10:30〜12:30 | 専門科目 | 2 時間 | 35 問出題、25 問を選択して解答 | 50 点満点(1 問 2 点) |
| 13:30〜14:30 | 適性科目 | 1 時間 | 15 問出題、全問を解答 | 15 点満点(1 問 1 点) |
| 15:00〜16:00 | 基礎科目 | 1 時間 | 5 つの問題群から各 6 問・計 30 問出題、各群 3 問ずつ計 15 問を解答 | 15 点満点(1 問 1 点) |
12:30 から 13:30 まで、14:30 から 15:00 までは試験がありません。受験申込み案内は「集合時間までに試験室に入室してください」としていますが、集合時間の具体的な時刻は案内には書かれていないので、受験票で確認してください。
「受験すべき試験科目を1科目でも欠席した場合」は失格で、全ての答案が採点の対象から外されます。午前の専門科目だけ受けて帰る、午後の基礎科目だけ受けるといった受け方をすると、受けた科目も含めて失格になります(試験の一部免除に該当する人を除く)。
選んで解く数を超えると、超えた分は採点されない
専門科目と基礎科目は、出題された問題の中から決まった数だけを選んで解きます。数を超えてマークした場合の扱いは、受験申込み案内に次のように書かれています。
「指定された問題数を超えて解答した場合は、最初の解答から指定された問題数までを採点の対象とし、以降の解答を採点の対象から除外します」。
- 専門科目: 35 問出題のうち 25 問を選択して解答
- 基礎科目: 各問題群 6 問のうち 3 問ずつ、計 15 問を解答
- 適性科目: 15 問すべてを解答
合否決定基準は基礎・適性・専門の各科目で「50%以上の得点」で、合計点ではありません。受験申込み案内の補足では、基礎科目と適性科目が 7.5 点(8 点)以上(15 点満点)、専門科目が 25 点(26 点)以上(50 点満点)です。専門科目は 1 問 2 点なので、解答する 25 問のうち 13 問ぶんに当たります。
受験申込み案内の「採点に際しての取り扱い」で失格とされるのは、欠席のほか、いずれかの試験科目での途中退席、答案の未提出、受験番号の未記入・誤記入・マークもれ・マークミスです。マークミスでも全ての答案が採点の対象外になるので、受験番号の記入は科目ごとに確認してください。
机の上に置けるもの
受験申込み案内は「試験中に、机上に置けるものは、次の(1)~(4)のみです」として、次のものを挙げています。筆記用具・時計・電卓は「一切貸与しません」「貸与しませんので、必要に応じて持参してください」とされています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 受験票 | 必ず机の上に置く |
| 筆記用具 | 黒鉛筆又はシャープペンシル(HB 以上の濃さ。ボールペンは不可)、消しゴム(電動は不可)、鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)、シャープペンシルの芯ケース |
| 時計・電卓 | 通信機能・計算機能がある時計、それらの機能の有無が判別しづらいもの、大型のものは不可。電卓は関数電卓等は不可で、カバー付きならキーボタンが常時見える状態で置く。どちらも音が出ないように事前に設定する |
| その他 | ペットボトル(ラベルははがす)、眼鏡、マスク、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋又は箱から中身だけを取り出す) |
「試験室には備え付けの時計がない場合がありますが、個別に時刻案内はしません」とされています。スマートフォンを時計の代わりに使うことは禁止されているので、腕時計を用意しておくと時間配分を確認できます。色鉛筆・字消し板・定規については、FAQ で「使用できません」と回答されています。
写真付きの身分証明書(運転免許証、社員証等)は、必要に応じて本人確認に使われることがあります。
使える電卓は四則演算・平方根・百分率・メモリだけ
受験申込み案内では、使用が認められる電卓は「四則演算(+-×÷)、平方根(√)、百分率(%)及び数値メモリのみ有するものに限ります」とされています。使えないものとして次が挙げられています。
- 関数電卓、電子手帳、電子メモ、電子辞書、ライティング機能付電卓、翻訳機能付電卓
- プログラムを組み込む機能や、漢字・かな文字・アルファベット等による語句・文章・数式・方程式を記憶又は内蔵する機能を持つもの
- sin・cos・tan・log や EXE・RUN・PROG などのキーがあるもの(関数電卓又はプログラム機能を持つため)
試験中の主な取り扱い
- 遅刻は、交通機関遅延等のやむを得ない事情なら試験開始後 30 分まで入室できます
- 試験開始後は終了まで退室できず、退室すると失格です。ただし試験開始から試験終了 10 分前までは、手洗いのための一時退室ができます
- 飲食は禁止(ガム・飴も禁止)。水分補給はラベルをはがしたペットボトルの飲料だけ机上に置いて飲めます。ふた付きのボトル缶や水筒の飲料は試験中に飲めません
- 耳栓は使えません。座布団・クッション・タオル・ひざ掛は監督員に申し出て許可を受ければ使えます
- 携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末などは電源を切ってカバン等に入れ足元に置きます。身につけていた場合は失格となることがあり、イヤホンを装着していた場合は失格です
- 試験開始の合図があるまで問題冊子は開けません。問題の内容や答案用紙の書き方についての質問には答えてもらえません
- 問題冊子の余白は使えますが、ホチキス針を外したりページを切り離したりはできません
- 試験終了の合図後も解答を続けると不正行為となり失格です
受験申込み案内には「試験時間中に日常的な生活騒音等が発生した場合でも救済措置はありません」とも書かれています。不正の手段を用いた場合は即刻退室となり、技術士法の規定によりその後 2 年間の受験が禁止されます。
試験問題は持ち帰れる(答案用紙だけ提出)
試験終了後は、答案用紙だけを所定の箱に投函します。試験問題は試験終了後に持ち帰ることができます。ただし「各試験科目の試験終了後に机上に残っている試験問題は回収しますので、カバン等にしまってください。回収した試験問題は、お戻しできません」とされているので、専門科目と適性科目の問題冊子は科目が終わるたびにしまっておきます。
当日の忘れ物は試験実施後 1 ヶ月保管されます。
11月24日の正答公表と自己採点
受験申込み案内では、試験問題の正答を 11月24日(火)に日本技術士会のホームページで公表する予定です。持ち帰った問題冊子にマークした番号を書き込んでおけば、正答と突き合わせて科目ごとの得点を見積もれます。見るのは合計点ではなく、基礎 8 点・適性 8 点・専門 26 点の 3 つがそれぞれ届いているかどうかです。
「試験後に寄せられた試験問題に関する問い合わせについては、個々には回答致しません」とされています。また採点結果の内容(答案用紙の開示を含む)に関する問い合わせには一切応じないと案内されています。
合格発表は令和9年2月下旬、成績は合否を問わず郵送
受験申込み案内では、令和9年2月下旬(2月24日(水)予定)に「合格者の受験番号及び氏名を官報で公告します」とされています。あわせて、合格者の受験番号が日本技術士会と文部科学省のホームページに掲載されます。
| 項目 | 日程・内容 |
|---|---|
| 正答の公表 | 11月24日(火)予定(日本技術士会ホームページ) |
| 合格発表 | 令和9年2月下旬(2月24日(水)予定)。官報で公告し、合格者の受験番号を日本技術士会・文部科学省のホームページに掲載 |
| 成績の通知 | 合格発表後、合否を問わず郵便で通知。合格者には「技術士第一次試験合格証(文部科学省発行)」が成績通知書に同封される |
| 失格者 | 不合格の通知のみ送付し、成績は通知しない |
| 通知が届かない場合 | 令和9年3月5日(金)から3月31日(水)までに技術士試験センターへ問い合わせ(期日以降は再発行できない) |
氏名の変更は、令和9年1月4日(月)までに技術士試験センターに提出すれば、変更後の氏名で掲載されます。合格しても、登録手続きを行わなければ「技術士補」の名称は使えません。
この記事は 2026 年 9 月 26 日時点の受験申込み案内・FAQ に基づく整理で、合否を保証するものではありません。持ち物や当日の取り扱いは年度によって変わることがあるので、受験前に受験票と日本技術士会の最新の案内を必ず確認してください。
よくある質問
- 技術士第一次試験の当日の時間割は?
- 令和8年11月22日(日)は、専門科目 10:30〜12:30、適性科目 13:30〜14:30、基礎科目 15:00〜16:00 の順です。科目表の並びとは逆で、専門科目から始まります。
- 電卓は使えますか?
- 使えます。ただし四則演算・平方根・百分率・数値メモリだけを持つものに限られ、関数電卓やプログラム機能のあるものは使えません。電卓は貸与されないので、必要なら持参します。
- 専門科目で 25 問より多くマークしたらどうなりますか?
- 受験申込み案内では、指定された問題数を超えて解答した場合、最初の解答から指定された問題数までを採点の対象とし、以降の解答は採点の対象から除外するとされています。
- 試験問題は持ち帰れますか?
- 持ち帰れます。提出するのは答案用紙だけです。ただし各科目の終了後に机上に残っている試験問題は回収され、返却されないので、カバン等にしまっておきます。
- 正答と合格発表はいつですか?
- 正答は 11月24日(火)に日本技術士会のホームページで公表予定です。合格発表は令和9年2月下旬(2月24日(水)予定)で、成績は合否を問わず郵便で通知されます。
- 途中で退室できますか?
- 試験開始後は終了まで退室できず、退室すると失格です。試験開始から試験終了 10 分前までは、手洗いのための一時退室ができます。