令和 8 年度の技術士第二次試験は、日本技術士会の日程表で筆記試験合格発表が「令和8年11月上旬」、口頭試験が「令和8年12月上旬~令和9年1月中旬のうちのあらかじめ受験者に通知する日」とされています(文部科学省の公示は「11月」「12月から1月まで」という月の表記です)。口頭試験は東京都のみで行われ、日時と会場は受験者への通知で知らされます。試験中に資料等は参照できず、口頭試験で不合格になっても翌年度以降の筆記試験の免除はありません。ここでは公表資料に書かれていることだけを整理します。
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総合技術監理部門の必須科目に対応する口頭試験に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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実施大綱は、総合技術監理部門の必須科目に対応する口頭試験の試問事項を「経歴及び応用能力」(60点満点)と「体系的専門知識」(40点満点)の2つとし、試問時間を20分としている。10分程度延長することを可能とする定めは試問事項の表の前の柱書きにあり、総合技術監理部門にも係る。マネジメント、評価/コミュニケーション、リーダーシップ/技術者倫理/継続研さんの4つの試問事項は、総合技術監理部門を除く技術部門と、総合技術監理部門の選択科目に対応する口頭試験のものであり、必須科目に対応する口頭試験の構成ではない。したがってその4つで構成されるとする記述が誤りである。
令和 8 年度の日程 — 技術士会と文部科学省で書き方が違う
筆記試験の合格発表から最終合格までの日程は、指定試験機関の日本技術士会の実施案内と、文部科学省の公示の両方に載っています。日本技術士会の日程表は「上旬」「中旬」まで、文部科学省の公示は月までを書いています。
| 項目 | 日本技術士会の実施案内 | 文部科学省の公示 |
|---|---|---|
| 筆記試験の合格発表 | 令和8年11月上旬 | 令和8年11月に合否を通知 |
| 口頭試験 | 令和8年12月上旬~令和9年1月中旬のうちのあらかじめ受験者に通知する日 | 令和8年12月から令和9年1月までの間で、日本技術士会が受験者に別途通知する日 |
| 口頭試験の合格発表(最終合格) | 令和9年3月中旬 | 令和9年3月に合格者の氏名を公告し、本人宛てに合格証を送付 |
どちらの資料にも、令和 8 年度の具体的な日付は書かれていません。日本技術士会の「筆記試験」合格発表の一覧ページも、2026 年 10 月 25 日時点で最新は令和 7 年度の発表です。
参考として、令和 7 年度は筆記試験合格者の公表が令和 7 年 11 月 4 日で、合否と成績の通知は 11 月 4 日に発送、合格者への通知は「口頭試験の日程調整の関係から」11 月 11 日に発送されました。最終合格の公表は令和 8 年 3 月 13 日でした。これらは令和 7 年度の実績で、令和 8 年度の予定ではありません。
口頭試験の日時と会場は、通知で知らされる
口頭試験の日時と会場は、事前に公表されるのではなく、受験者に個別に通知されます。日本技術士会の FAQ は、試験の日時を変更できるかという質問に「一切変更できません。試験日時は、筆記試験の成績通知と併せてお知らせします。」と答えています。
会場についても、日本技術士会の実施案内は口頭試験の試験地を「東京都(試験会場は筆記試験合格通知でお知らせします。)」としています。文部科学省の公示も、口頭試験の試験時間と試験会場は日本技術士会が受験者に別途通知するとしています。
令和 7 年度の筆記試験合格発表のページには「口頭試験の日時・会場は通知でご確認をお願いします。電話・メールでの照会は行っておりません。」とありました。
試験地は東京都のみ
筆記試験は北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の 12 都道府県で行われますが、口頭試験の試験地は東京都だけです。筆記試験を東京都以外で受けた人も、口頭試験は東京都で受けることになります。
試問のしくみ(要点だけ)
実施大綱は「口頭試験は、筆記試験の合格者に対してのみ行う。」と定め、試問時間を 20 分としたうえで「試問時間を10分程度延長することを可能とするなど受験者の能力を十分確認できるよう留意する。」としています。
合否は、令和 8 年度の合否決定基準で試問事項の各項目それぞれについて 60% 以上の得点が必要とされており、合計点では判定されません。試問事項の区分と満点は、関連記事「技術士第二次試験 口頭試験の流れと合格基準」で整理しています。
当日のきまり — 資料は参照できない
日本技術士会の FAQ は、口頭試験の試験室で資料等を参照できるかという質問に「試験中に資料等は参照できません。」と答えています。受験申込時に提出した業務経歴も筆記試験の答案も、手元で見ながら話すことはできません。
業務経歴(実務経験証明書)については、別の FAQ が「採点はしませんが、口頭試験で試問の際に参考として使用されます。」と案内しています。業務内容の詳細の書き方の要件は、関連記事「技術士第二次試験の業務経歴と『業務内容の詳細』720 字」で整理しています。
口頭試験で不合格になった場合
同じ FAQ は、口頭試験で不合格になった場合に翌年以降の筆記試験の免除はあるかという質問に「免除はありません。」と答えています。翌年度に受験するときは、筆記試験から受け直すことになります。
公表されていないこと
次の点は、公表資料に書かれていません。体験記などで見かける情報があっても、公式の情報ではない点に注意してください。
- 令和 8 年度の筆記試験合格発表・最終合格の具体的な日付
- 口頭試験の個別の日時と会場(受験者への通知で知らされる)
- 試問事項ごとの時間配分と試験官の人数・構成(実施大綱に規定がない)
- 口頭試験の質問例・想定問答
- 口頭試験単体の合格率(口頭試験の実受験者数が公表されていない)
声に出して答える練習
資料を見ずに、業務経歴と筆記試験の答案を踏まえた質問に答えるのが口頭試験です。書いた内容を何も見ずに自分の言葉で説明できるかは、声に出してみると確かめられます。アプリでは、面接官の質問に声で答えて録音を聴き直す練習ができます。
Lorebook では収録 165 問すべてを無料で公開しており、10 問で合格ラインとの距離を測る「実力チェック」も用意しています。
この記事は公表資料に書かれている内容の整理で、合否を保証するものではありません。日程・会場・合否決定基準は年度ごとに公表・通知されるため、受験する年度の日本技術士会・文部科学省の公式サイトと、届いた通知で必ず確認してください。
よくある質問
- 令和 8 年度の筆記試験の合格発表はいつですか?
- 日本技術士会の実施案内では「令和8年11月上旬」、文部科学省の公示では「令和8年11月に合否を通知」とされています。具体的な日付は公表されていません。
- 口頭試験の日時や会場はいつわかりますか?
- 受験者への通知で知らされます。日本技術士会の FAQ は「試験日時は、筆記試験の成績通知と併せてお知らせします。」とし、実施案内は試験会場を「筆記試験合格通知でお知らせします。」としています。
- 口頭試験の日時は変更できますか?
- 日本技術士会の FAQ は「一切変更できません。」と答えています。
- 口頭試験で資料を見ながら答えられますか?
- できません。FAQ に「試験中に資料等は参照できません。」とあります。
- 口頭試験で不合格になったら、翌年は筆記試験が免除されますか?
- 免除されません。FAQ は翌年以降の筆記試験の免除について「免除はありません。」と答えています。
出典
- 公益社団法人 日本技術士会「令和8年度技術士第二次試験 実施案内」
- 文部科学省「令和 8 年度技術士第二次試験の実施について」
- 公益社団法人 日本技術士会「技術士第二次試験実施大綱」(令和 8 年度実施案内の添付)
- 文部科学省「令和 8 年度技術士試験合否決定基準」
- 公益社団法人 日本技術士会「口頭試験に関する質問(第二次試験)」
- 公益社団法人 日本技術士会「第二次試験のよくあるご質問」(実務経験証明書)
- 公益社団法人 日本技術士会「技術士第二次試験『筆記試験』合格発表」
- 公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第二次試験筆記試験合格発表」
- 公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第二次試験合格発表」